入試問題作成

2018.02.17 Saturday

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    入試問題作成

    ●朝日新聞、16日、夕刊に〔いま 先生たちは〕の番外編で、公立高校入試問題作成の先生が、入試問題づくりは、二度とごめん、と書いていた。読んでみると、問題作成を担当した教諭の労働は、半端ではない。それに、精神的な重圧もかかる。毎年、毎年、担当している先生方に、頭が下がる。
    ●私は、昭和女子大に22年間勤務した。国文科、日本文学科で、担当する入試科目は、当然、国語。所属教員は、およそ40名。入試問題作成は、助教授・教授で、大学からみて、信頼できる人物で、実力がなければまずい。私も助教授になったが、大学の信頼が無く、実力も無いので、問題作成のオハチは回ってこないだろう、と思っていたが、現実は、そうそう甘くはない。
    ●問題作成委員の名前は、公表されない。マル秘である。私は、作成委員人選の情報を密かに調べ、その先生に、私は適格ではないから、選ばないように、事前にお願いした。何回もお願いした。もし、選出したら、大学を辞めます、とまで、オドシた。その努力の結果、私は1度も作成委員にならずに済んだ。こんな例は少ないと思う。
    ●その代わり、入試採点の時は、一切、私語をせず、まじめに、与えられた正解に従って採点作業に努力した。また、募集対策委員の時、問題作成委員の手当てを増額するように提案して、これを実現したが、それは、問題作成担当者の苦労をよく知っていたからである。