井関隆子の法名

2016.09.18 Sunday

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    ●今日、〔メタボンのブログ〕というサイトを見た。
    面白い内容のブログで、為になる。だいぶ前のもので
    あるが紹介する

    。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

    メタボンのブログ

    旗本夫人・井関隆子について

    2013-03-17 13:31:20

    非常に興味深い女性です。
    好奇心旺盛で、迷信を全く信じていない。
    あの時代の人では珍しい人です。
    家相・墓相・地相見など一切信じてないです。
    考え方が合理的ですね。

    日記の中でも述べています。
    「蘭学者は地球の大きさや周囲の長さ、月や太陽の距離などを
    断定的にいう。
    又、紅毛人は地球は丸いと書物に書いてあるという。
    実際自分で観てないのに断定的にいう事は納得できない。
    一度此の地球から出て観察しなければ
    断定できないだろうという。」

    でも、優しさも十分持っていて、小さい頃、四谷は(今は都会ですが)
    山なので蛇がよく出たそうです。
    それを母がひどく嫌っていて、そうすると彼女は、出て行って何度も
    蛇を退治したそうです。

    例えば、仏事についての考え方でも、現代に共通するものを持っています。
    彼女は、仏事についてこう述べています。
    「他界した人の法要も古くは行わなかったようであるが、現在は行う。
    家計の苦しい人はその為に借金をしても行う。
    菩提寺から法要日の連絡が有って、断る事も出来ずに行っているが、
    このような法事は無用である。
    法事の為に寺に行っても、お経を聞いても訳が分からず、ただ、煩いと
    思っているものが多い。
    座っている人は、足が痛いので早く終わって欲しいと、陰で欠伸をして、
    早くものを食べたいと、それが待ち遠しい様子である。
    法事の料理が良ければ、心を入れた法事だと、質素な料理だと
    省略したなどという。
    褒めるもけなすも料理次第である。
    法事を行う施主にしても、今日の法事は心がこもっていて、尊いものだとだ、
    これで亡くなった人もきっと成仏してくれるだろうと、思う信心深い人が
    いたとしてもそれは賢明な人とは思えない。

    この法事についての考えは、全く同感ですねビックリマーク。
    以前、葬式仏教について述べましたが、宗教の意味するものが
    失っていった気がします。

    隆子は猫が大嫌いであったそうです。
    ところが猫についても、細かく書くのです。
    嫌いなら書かなければと思うですが、微に入り細に入り書きます。
    食事中、隣の家に屎尿の汲み取りが来て、その匂いに閉口する。
    としますが、其れもまた、細かく書きます。

    世の事なんでも。幅広く書きます。
    而も、格調高い文章で書きます。
    これは隆子自体が持つものであり、それが汚い事を書いても
    それを感じさせない雅趣を持っているのだと思います。
    隆子は60才で世を去りましたが、日記は現代でも魅了するものを
    持っていると思わせます。

    戒名「知清院殿悟菴貞心大姉」
    院殿なのですね。曹洞宗でした。
    幕府の定がありました。
    「寛政譜」といいます。
    その中では、院殿は高禄の旗本になっています。

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