如儡子・齋藤親盛、伝記研究開始

2016.04.19 Tuesday

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    ●昭和53年8月、野間光辰先生から、『文学』第46巻8号の
    抜刷を頂いた。野間先生は、ただ如儡子の経歴を知りたい人は、
    この系伝略を一読すれば事足りる。しかし、如儡子の人となりを、
    より深く知りたい研究者は、
    「以下に挙げる資料とその攷証を熟読、吟味・検討を加えられんことを懇請する。」
    と書いておられた。
    ●私は、抜刷の御礼とともに、今後、先生の示された資料に対して、
    徹底的に吟味・検討を加えさせて頂きます、と申上げた。野間先生は、
    即、返信を下さり、それは、必要なことである、と御許可を賜った。
    ●ここから、私の、如儡子・齋藤親盛、伝記研究は開始されたのである。
    私は、文学研究の手順は、
    作品研究
    作者の伝記研究
    再び作品研究
    このような順序で行うべきだと、卒論の頃から考えていた。
    ●野間先生の「如儡子系伝攷」を拝見したのは、ほぼ、作品研究が
    終った頃であった。機は熟したのである。当時、他のテーマの研究を
    進めていたが、少しずつ、如儡子の伝記研究の準備を開始した。
    ●因みに、当時の私の研究は、以下の如くだった。

    ■1979年(昭和54年)■
    ◎『井関隆子日記』原稿
    ◎井関隆子のこと(掃苔会)
    ◎重友毅博士著述目録
    ●石澤先生のこと(『石澤豊追悼』5月12日、追悼文集を
     発行する会発行)
    ●重友先生と大洗海岸(『文学研究』50号)
    ●講演 井関隆子のこと(10月27日、芝増上寺、掃苔会)
    ●上田秋成と『源氏物語』(12月9日、日本文学研究会)

    ■1980年(昭和55年)■
    ◎『井関隆子日記』原稿
    ◎仮名草子研究文献目録
    ◎『小傘付合辞典』
    ◎『井関隆子日記』との出会い
    ◎上田秋成と『源氏物語』
    ★上田秋成と『源氏物語』(上)――『源語』に寄せる五十
     四首の歌――(『文学研究』51号)
    ★上田秋成と『源氏物語』(中)――『源語』に寄せる五十
     四首の歌――(『文学研究』52号)
    ★『井関隆子日記(中)』(8月30日、勉誠社発行)