定年後、が問われる時代

2016.03.31 Thursday

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    ●3月31日、大学も、会社も、官庁も、今日で、平成27年度が
    終わり、明日、4月1日から、新年度が始まる。私は、平成17年、
    2005年に、昭和女子大学を定年退職し、3月31日に退職の辞令を
    貰った。それから10年が経過した。
    ●今年も、私が共に勤務していた頃、いろいろお世話になった先生方が、
    定年退職される。定年後の10年間を経験してみて、つくづく思うことであるが、
    人間としても、研究者としても、定年後こそ、問われる時代になった、
    ということである。先生方には、さらに一層、充実した時間にして欲しいと願う。
    ●私の恩師、重友毅先生は、そのことを、常々、語られ、実践しておられた。
    現役の頃は、論文を書いても、著書を出しても、それが評価の対象となり、
    研究費に反映されることもあった。ゆえに、研究し、論文を書くのが当然である。
    しかし、大学を辞し、フリーになると、そういう意味では、何の見返りもない。
    ●定年後の生き方は、大きく分かれる。天職と全く違う分野に進む人もあるだろう。
    しかし、私のように、文学研究を志した者にとっては、これを継続して、仕上げを
    しなければならない人が多い。現役中に仕上げた人は、見事な人生であろう。
    『重友毅著作集』『長澤規矩也著作集』『小田切秀雄全集』、恩師の遺されたお仕事は、
    燦然と光を放っている。

    ■『重友毅著作集』


    ■『長澤規矩也著作集』


    ■『小田切秀雄全集』