『近世初期文芸』 第32号 発行

2016.01.30 Saturday

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    ●『近世初期文芸』第32号が、昨年末に発行された。この雑誌の創刊は、
    昭和44年12月であるから、45年前である。どちらかと言えば、遅れていた、
    近世初期の文芸を研究し、その発表の場として、この雑誌を創刊したのである。
    創刊の時、学界の、ある重鎮から、「近世初期」と限定するのは、小さすぎる、
    とお叱りを受けた。私は、無視して、以後、その大物には、一切、この雑誌を
    寄贈しなかった。「近世初期」と時代を限定するのは、小さすぎるだろうか。
    ま、いずれ、時間が答えを出すだろう。

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    ●『近世初期文芸 第32号(平成27年12月25日発行)

    目 次

    ○簡約版『大坂物語』の本文と挿絵 …………… 位田 絵美 
    ○『竹斎』再論(その一)………………………… 田中  宏 
    ○『可笑記』と武士 ……………………………… 深沢 秋男 
    ○『可笑記』の読者――榎本弥左衛門―― …… 深沢 秋男 
    ○仮名草子関係新刊書・目次紹介 ……………… 深沢 秋男 
       慍礁樵雹匳言』第五十三巻
      ◆慍礁樵雹匳言』第五十四巻
      『浅井了意全集』仮名草子
    〈近刊予告〉
     田中 宏 著『仮名草子の文学的研究』
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     『可笑記』と武士   深沢 秋男

     目 次

    一、はじめに
    二、笠谷和比古氏の武士道研究
    三、野田寿雄氏・田中伸氏の研究
     1、野田寿雄氏説
    2、田中伸氏説
    四、『可笑記』――内容の類型分類
    五、『可笑記』に描かれた武士
     一、主君に対する批評(家老・出頭人を含めて)
     二、臣下に対する批評(武士道を中心に)
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    ● 笠谷和比古氏の労作、武士道研究によって、私は、改めて
    『可笑記』の内実に迫ることができた。このことを心から
    感謝している。

    ■『近世初期文芸 第32号