日本の大学所蔵特殊コレクション 桜山文庫

  • 2019.11.17 Sunday
  • 07:22
日本の大学所蔵特殊コレクション 桜山文庫

●ドイツ‐日本研究所が、日本の大学図書館所蔵の特殊コレクション(特殊文庫)の情報をデータベース化して公開した。その中に、昭和女子大学図書館の「桜山文庫」も収録されている。

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日本の大学所蔵特殊文庫データベース

桜山文庫(鹿島則文)

 近世後期の国学者、神官の鹿島則文(かしま のりぶみ、号:桜宇 おうう、1839–1901)の旧蔵書6,728冊(和書)からなる。近世の写本・刊本や、橘守部(たちばな もりべ、1781–1849)、平田篤胤(ひらた あつたね、1776–1843)、賀茂真淵(かもの まぶち、1693–1769)、狩谷【エキ】斎(かりや えきさい、1775–1835)などの近世後期国学者の書き入れ本や旧蔵書が含まれる。
 鹿島則文は鹿島神宮大宮司の鹿島則孝(かしま のりたか、1813–1892)の長男として生まれた。1863年に鹿島に文武館を設立したが、尊王思想を唱えて幕府の忌諱に触れたため、八丈島に流された。1869(明治2)年赦免帰国。1873年から鹿島神宮大宮司を、1884年から1898年まで伊勢神宮大宮司を務めた。また神宮皇学館(皇学館大学の前身)の拡充や、『古事類苑』の出版などに尽力した。
 本文庫の目録として『桜山文庫目録』が作成されている。
所蔵機関:
昭和女子大学図書館
〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57
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ドイツ‐日本研究所の研究プロジェクトの一つとして、日本の大学図書館所蔵の特殊コレクション(特殊文庫)の情報をデータベース化しました。特殊コレクションとは、歴史的人物や著名な人物が生前に収集した図書・資料、あるいは、ある人物やテーマに関連した図書・資料を一まとまりのコレクションとして収蔵しているものなどをいいます。その人物やテーマを研究する上で、また、その人物が専門とした分野の研究において、貴重な資料を提供するものです。
本データベースには、2000年9月に全国の大学図書館627館を対象に実施したアンケート調査(回答率40%超)と2004年4月までの追加調査を基に作成された、142か所の図書館(分館や研究室も含む)の特殊コレクション734件の解題が収められています。
本プロジェクトは、全国の大学図書館関係者のご協力のもとに、内外の研究者が日本の大学所蔵の特殊コレクションについての情報を包括的・体系的に得ることができるよう企画されました。
なお、本データベースの内容は、下記の通り本としても出版されています。
『日本の大学所蔵特殊文庫解題目録 −ドイツ語・日本語併記−』
(ドイツ‐日本研究所文献目録シリーズ8)
マティアス・コッホ著、2004年、iudicium出版社、ミュンヘン、854頁

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●鹿島則文の桜山文庫は、昭和59年に、則文のお孫さんの鹿島則幸氏から私が依頼されて、昭和女子大学図書館に移管した。その特殊文庫がドイツの研究によって世界的な目録に採録されたことは、夢のような出来事で、鹿島則文も、則幸氏も喜んでいるものと思う。私も嬉しい。これは〔傀儡子の日記〕の再録である。
2019年11月17日

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