研究者の蔵書

  • 2019.09.02 Monday
  • 05:43
研究者の蔵書

●菊池先生のエッセイに、加藤秀俊氏の発言が紹介されていた。

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加藤秀俊が、『明治メディア考』(中公文庫)の中で、
日本ほど蔵書家のいる国はほかにないのじゃないですか。〈中略〉それだけ裾野の広い読書人口があって、それぞれ買った本を自分の家の本棚に所蔵している。〈中略〉外国の大学の先生の家へ行ってみたって、本はきわめて少ない。そのかわり、本は図書館のものを使うものだという観念になっているんですね。つまり、日本人は書物に対する所有欲が格段に高い国民なんじゃないのかな。
と言っている。
これも昔の話になるのではないか。出版社の倒産が続き、漫画は売れるものの書籍はあまり売れない。売れてもデジタル版だ。そのうち古書店の廃業が続くのではないか。

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●私は、仮名草子研究を始めた頃、書籍の利用方法を検討した。貧乏研究者が、江戸時代の和本を買い集めても、高が知れている。国や都道府県や大学が買い集めた書籍を利用するのが最適、そのように判断した。利用する私は、図書館の近くに住めばよい。

●東京では、国会図書館、都立日比谷図書館、早稲田大学図書館、ここに、1時間30分以内で行ける所に住む。

●東京の図書館の本を見終わったら、京都へ引っ越して、京都大学図書館、京都府立図書館等の本を見る。次は大阪・・・。

●住所は、東京墨田区の姉の家に固定する。

●仮名草子に限定しても、人間には、寿命があるのだから、よほどうまく考えないと目的は達成できない。そんな思いだった。

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  • 2019.11.14 Thursday
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