野々山三枝先生の思い出

2017.11.24 Friday

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    野々山三枝 ののやま みつえ

    歌人、日本近代文学研究者。1931年生まれ。昭和女子大卒、馬場あき子に師事。昭和女子大近代文化研究所の「近代文学研究叢書」の執筆に参加、矢崎嵯峨の屋 渡辺水巴 志田素琴 草村北星 姉崎嘲風 伊良子清白 島津久基 高田保、松井簡治 福田正夫、金子薫園 千家元麿 今井邦子 の項目を執筆。

    著書
    「月と舵輪 野々山三枝歌集」七月堂,1982.1.かりん叢書
    「花韻歳月 野々山三枝歌集」角川書店,1993.3.かりん叢書
    「檸檬プリズム 歌集」短歌研究社,2000.3.かりん叢書
    「海の地図 野々山三枝歌集」短歌研究社,2006.2.かりん叢書
        【はてなキーワード より】
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    ●過日の 先哲の慰霊祭 の中に、野々山三枝先生がおられた。
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    ●10月5日、昭和女子大学で、先哲の慰霊祭が行われた。『昭和学報』の11月号で、詳細を知った。
    ● 代文化研究所の野々山三枝先生は、近代文学の研究者でもあり、歌人でもあった。先生には、国文学科で、実作者として、短歌の講義をして頂いた。
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    ●このように記したが、現役時代の雑録に、次のような一文があった。
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    平成18年2月21日(火)
     野々山三枝歌集 『海の地図』を読む

    ■2006/02/20 (月) 詩作と研鑽と

    ●この度、第4歌集を出版された、野々山三枝氏は、伝記研究から短歌制作の道へ進まれたように思う。私の尊敬する研究者・横山重先生は、この逆の道を歩まれた。先生には、犬山時代から、私は御指導を頂いた。
    ●『神道物語集』『琉球資料叢書』『古浄瑠璃正本集』『竹林抄古注』『室町時代物語大成』等々の多くの日本古典の本文校訂に全精力を傾注しておられた先生として、御指導を賜った。
    ●しかし、先生から頂く手紙の中に、時々、歌のような部分が混じっていた。感情の昂ぶった時や、コモゴモの想いを短い文章にして下さった時などであった。後で知ったのであるが、横山先生は、同郷の歌人・島木赤彦に師事し、歌誌『アララギ』に参加した歌人であった。
    ●齋藤茂吉の労作『明治大正和歌史』を読んだ時、若い頃の横山先生の短歌に接する事になった。伝記研究と短歌、古典の本文校訂と短歌。一見、相反するような、精神的営みが、1人の人間の中に流れている。野々山氏と横山先生と、お二人の体内には、共通したモノが、脈々と流れていたように思う。(深沢)

    ■2006/02/19 (日) 研鑽と詩作と

    ●野々山三枝氏の歌集『海の地図』(平成18年2月4日、短歌研究社発行、2600円)を頂いた。野々山氏は昭和女子大学の卒業で、馬場あき子氏に師事した歌人である。長い間、国文科で短歌の指導もして頂いた。
    ●ところで、この度の第4歌集には、齋藤茂太氏が推薦の言葉を寄せている。
    「著者は亡父茂吉の研究家です。本歌集の前半は、私もご一緒させて頂いた船旅で、一首一首にかつて味わった風景と感動が現われていて、まさに「海の地図」です。後半は、クルーズを共に楽しまれた夫君亡きあとの心境も織り込まれた折々の歌で、深いひびきに満ちていて、多くの人々に広くすすめたい歌集です。齋藤茂太」
    ●実は、野々山氏は、昭和女子大学発行『近代文学研究叢書』の中の、齋藤茂吉・太田水穂等の伝記研究の著者でもある。これは、私が密かに推測する事であるが、野々山氏は、茂吉の伝記研究を進める過程で、茂吉の歌と近代短歌の研究に接し、そこから触発されて、詩作の世界に漕ぎ出して行かれたのではなかったか? 私は、歌人・齋藤茂吉の近代短歌研究を読んだ時、大きな感動を覚えた事があり、野々山氏の足跡を、このように推し量る。(深沢)
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